戦略とは捨てることなり

平成20年8月7日
 

＜今日の言葉＞

「戦略とは捨てることなり」
 

＜解説＞

経営の目標は、「戦略的1位」を目指すことです。

「商品（有料のサービス）」、「地域」、「客層」を絞って、

（１）業界1位で、

（２）シェア２６％を確保して、

（３）2位との差を10対6以上にすると、

「利益性」が非常に良くなって、経常利益が２〜４位の会社の

3倍から6倍になります。

そのためには、目標対象である上記の3つを絞る必要が

ありますが、特に「地域」を絞ると効果が早いです。

「地域戦略」は、「重店地域」を決めて、さらに「最大範囲」を決める

必要があります。

このときに、「決断」が必要です。

思い切って、「地域」を絞ることです。

捨てる勇気が必要です。

ただし、重店地域の取り扱い商品の市場規模がどれだけあるかの調査が

前提になります。

（事例紹介）

１、ある「エステ店」では、今まで１０万枚以上のチラシを作って

店舗周辺に「新聞折込」をしていました。

時には、配りきれずに、配ること自体が目的になっている

こともありました。

私のセミナーに来られるようになって、エリアを半径５００ｍ前後に

決めました。そして、従業員が全員で「ポスティング」をしました。

ノックをして手渡しもしました。

すると、意外なことが起きました！

かつて経験したことが無いようなお客様からの予約が入ったのです。 

そして、さらに驚いたことは、そのほとんどがリピートして頂くのです。

このリピートに関しては、別途「業務規則集」を作って「顧客戦略」を

徹底したことが大きかったと思います。従業員の意識も変わりました。

今、このエステ店での一番の悩みは、かつて経験がしたことが無い

お客様をいかに回していくかということです。

贅沢な悩みです。

２、一方、私が知っている別のエステ店は、今まで通り「フリーペーパー」に

毎月掲載をしているのですが、その反応は毎月落ちていっております。

そして、チラシの手配りのアドバイスもしましたが、実行に移しません。 

一方、「顧客戦略」のセミナーにも参加をされません。

オーナーは、日々の「資金繰り」に四苦八苦して、いつも何か儲かりそうな

事業はないかと必死に探しています。

ちなみに、

最初に紹介したエステ店は、駅から１０分以上離れたマンションの1階に

位置して、立地も非常に悪いお店です。

一方、後から紹介したエステ店は、ショッピングセンターに隣接して

立地も良く、設備も先程の店舗の3倍以上かけています。

しかし、売上は立地が悪くて、設備もあまり良くないエステ店の方が

倍近くあります。

なぜでしょうか？

「経営」、「商売」は難しいですね。

これを解決する方法は、「空の心」になることです。

空の心になると、「積極的」に物事を考えられるようになるので、

行動力が起きます。

行動するようになると、いろんなことが見えてきます。そして、

いろんな出会いが発生してきます。

小さな失敗はいろいろありますが、常に前向きな行動を取るために

思わぬ出会いがあったりします。

是非、空の心になって、「体験セミナー」に参加されませんか？

以上 

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