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家電量販5社で上昇 !
家電量販大手7社の2008年2・3月決算は、
連結の「売上高販管費比率」が5社で上昇した。(日経MJより)
※「売上高販管費率」とは、売上高に対する「販売費および一般管理費」の
割合のこと。「従業員の給与や賞与」、「ポイント販促費」、「広告宣伝費」、
「店舗の家賃や光熱水費」等
※小売業では、同比率が低けれ、ローコスト経営で利益が出やすくなります。
「売上高」に対する「粗利益高」(=「粗利益率」)が、この比率を上回っていれば
黒字になります。
7社平均で18.9%と、前期比0.8%上がった。
企業買収や店舗網の拡大に伴う人件費増が響いた。
その結果、経常利益率は4社で低下した。
■大手家電量販店の2008年度3月期決算
(売上高販管費比率) (経常利益率) (売上高(億円))
◆ヤマダ電機 18.4(19.2) 4.6(5.0) 17,678(14,436)
・・・出店に加え、販売担当者の直接雇用を増やし人件費が1割強増えたが
ポイント販促費の伸びを抑えて吸収した。
⇒さらに、「売価訴求」が可能になり、今年度中に、業界で初めて「強者の条件」を
満たす会社が生まれるか?しかし、まだ「強者の条件」は満たしていないのに、
2〜3年前から「強者の戦略」を取っているが、このままいくのでしょうか?
◆エディオン 21.9(21.3) 2.5(2.5) 8,512(7,402)
・・・出店や昨年末に傘下のミドリ電化が残業代未払いで行政処分を受けた
対応で人件費は2割増。
⇒「ビック」か「ベスト」のいずれかと経営統合をしないとヤマダの独走
(ヤマダが「強者の条件」を満たす)を許してしまう可能性がありますね。
ここは、販売管理費がこれ以上にならなければ、「独自戦略」をもっているので
十分戦える。ヤマダが2兆円になった時に、グループで1兆2,000億の売上を
死守したいところです。
◆ケーズ 17.6(14.8) 2.9(3.2) 5,677(4,311)
・・・昨年4月に完全子会社化したデンコードーの人件費上乗せがあり、人件費が
前年比6割増。
⇒今まで大手量販店中、最も「ローコスト経営」をしてきたのでもったいない。
ここも、独自の「弱者の戦略」を持っているので問題はありません。3〜4年で
デンコードーの人件費構造をグループと同様にするとのこと。きっと可能でしょう。
◆コジマ 18.7(18.1) 0.7(0.9) 5,002(5,013)
・・・売上高の減少が響いた?
⇒一度、業界1位になったことが良くなかったのか、「全都道府県出店」等
顧客に関係無い所で満足している?「お客様」に目が向いていないのが気に
なる所ですね。どうしてもお客に目が向いていない所は利益率が悪いですね。
◆ベスト電器 21.5(19.9) 0.1(0.6) 4,135(3,689)
・・・06年12月にさくらやを買収。都心に店が多いさくらやは顧客獲得コストが
激しくポイント関連費用が3割強増え、賃借料も3割増えた。
⇒ここも、長く業界1位にいたので、勘違いしてさくらやの買収をして苦労をして
います。これからは「弱者の戦略」に徹して、九州を徹底的に固めたら「利益」が
出ます。海外は、「東南アジア」に特化する。そして、社員教育をして、お客作りを
すれば、「地域一番店」になれます。3年が目途ですね。九州内の目標は1位で
シェア26%ですが、ターゲットは決して強いヤマダにしないほうが得策か?
最高の戦略は、「戦わずに勝つこと!」
◆上新電機 16.8(16.9) 1.9(1.7) 3,409(3,157)
・・・8%増収に対して人件費や広告宣伝費の伸びを抑えて効率化した。
⇒「弱者の戦略」を駆使して、さらに「ローコスト経営」も徹底している。
幹部社員のレベルが高く、販売士1級の有資格者が大型店舗に2人も
いたりするので、「勝ち組」にはいる。「地域戦略」もしっかり出来ているので
このまま利益率は良くなるでしょう。「顧客戦略」も上手いですね。競合他社に
気が付かないように「仕組み」が出来上がっています。だから、広告宣伝費を
抑えて、8%の増収を果たした。
その仕組みとは、、、、
◆ノジマ 17.4(16.6) 2.3(1.3) 1,377(1,277)
・・・一時期絞っていた販売担当者の補充で中途採用などを増やした。
⇒ここもしっかり「弱者の地域戦略」が出来ているようで、問題ないようです。
実は、外から見ると家電量販店は、このクラスは生き残れないのでは思われ
ますが「戦略」さえ間違えなければ、生き残れるのです。逆に、ヤマダ電機の
やり方を模倣して上っ面だけを模倣する大手の方が危険です。
★全国で1位を取れる企業は1社で、その中でも本当の「強者」は0.5%と
いわれております。
しかし、「地域」や「客層」そして「商品」を絞ると「弱者」でも十分戦えます。
そして、利益が出ます。
★残り、全ての会社が「弱者」なのですが、、、
この「弱者」という響きが良くないですね。
★地域の系列の家電店も、「地域」と「客層」を決めて「仕組み」を作れば
十分戦えますので、あきらめないで下さい。
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