小売業・飲食業の「労働生産性」米国の5割以下！

平成１９年４月１６日

朝４時起きの「店舗改善コンサルタント」の山内 修です。
博多の町から、日本の小売業・サービス業を変えるコンサルタントです（笑）

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４月１１日（水）の日経新聞によると
日本の労働生産性が２００５年時点で米国の７割程度と、主要国で最低水準に
とどまっていることが内閣府の分析で明らかになりました。

＜労働生産性水準の国際比較＞・・・米国を１００（％）とする
米国・・・・・１００
ユーロ圏・・・８７％
英国・・・・・８３％
ＯＥＣＤ平均・７５％
日本・・・・・７１％
（日本は、ＯＥＣＤ加盟国の平均以下です！）

＜さらに、産業別に見ると＞・・・米国を１００（％）とする
飲食・宿泊・・・４０％卸・小売業、運輸・・・５０％以下
（日本の小売業・サービス業は、米国の半分以下です！！ 当然給料も
そこから計算されるわけですから、、、、）

※この差は２０００年以降に広がっている！


＜原因＞
米国ではこの時期に、流通や金融業会を中心にサービス業が「IT」を
活用して、「業務や組織の効率化」をすすめた。

※サービス分野は日本の就業者数の約４割を占めています。

⇒日本はサービス分野を中心に非製造業の生産性が伸び悩んでいる。

⇒特に、資本金1,000万円未満の中小企業の労働生産性が資本金1億円以上の
大企業に比べて相対的に悪化する傾向が1990年代後半から続いている。


＜今後＞
日本は人口が減少局面に入り、生産年齢人口（１５〜６４歳）が減り続ける。
主要国の中でも特に労働生産性の引き上げが不可欠である。

⇒「生産性加速プログラム」（経済財政担当省）・・・政府は今後5年間で
生産性の伸び率を5割高める目標を設ける方針を示している。

（その中身は）
(1)「IT」の活用
(2)規制緩和

ちなみに、「労働生産性」とは、就業者一人当たりが、どれだけの
付加価値を生み出したか示す指標です。小売業・飲食業の場合で具体的に
言うと、「一人当りの粗利益高です！」

（売上高—仕入高）÷就業者数＝労働生産性


（私の見解）

「労働生産性」の低さは、現場を見ますと「ひしひし」と実感しております！！

私は「大手家電量販店」に20年以上在籍して、その非効率性を改善しようと
店舗の「標準化」や「営業改革」に取組んできました。

それでも、全く満足はしておりませんでした。

ところが、その後「店舗改善コンサルタント」として独立して、中小の
小売店・飲食業・サービス業を見ておりますと、それはさらに、さらに「改善の余地がある」と実感しております！


（私の解決策）

(1)まず、小売業の「原理原則」を勉強することが先決でしょう。

例えば、小売業の場合は、「陳列理論」を理解されていない経営者の方が
５０％以上いらっしゃいます。（あくまで私の推計）

次に、「レイアウト理論」を理解している人はもっと少ないのでは
ないでしょうか？

さらに、言うと店舗の「看板」や「ファサード」の設計段階で「基本を
外している」ために、入店率を落としているお店が山のようにあります。

山のようにあります（笑）

⇒まずは、「店舗作り」を見直しましょう！

(2)顧客を受け入れられる「店舗作り」が出来ましたら、次に「タイムリーな
販促」が必要でしょう。
高価で非効率な「チラシ」や手間のかかる「DM」だけに
頼るのでは無くて、最新の「IT」も絡めた一つの「メディアミックス」が
不可欠です。

⇒「ＨＰ」や「ブログ」の活用で、「無店舗販売」が可能です。「ケータイメール」を
上手く使えば、効率的な「固定客作り」が構築できます。

※ただし、順番を間違えないようにしてください。「店舗作り」が出来ていない
のに、「販促」を打っても効果は半減しますよ。

(3)売れる「買場」が出来て、タイムリーな「販促」を打てば売上は上がりますが、
さらに「労働生産性」を上げようと思ったら、「売価設定」と「活気作り」、
そして、「マンパワー」が不可欠です。


これから先は、次回のお楽しみ（笑）


★もっと勉強したい方は、こちらへどうぞ（毎週、「原理原則」を配信中）
⇒http://www.yamauchikeiei.jp/category/1163511.html


★待てない方は、こちらへどうぞ（「原理原則」のまとめ）

⇒http://www.yamauchikeiei.jp/article/13167076.html


※他店の成功事例を学ぶことも大事ですが、上っ面だけを真似をしても、
継続的な売上は期待できません。


ぜひ、小売業の「原理原則」を一緒に勉強して行きましょう。


★日本の小売業・飲食業の労働生産性は、
米国の５０％以下です！


やることは山のようにあります。


私の仕事も山のようにあります？（笑）



今日も最後まで、お付合いいただきました皆様、

ありがとうございます。ｍ（＿＿）ｍ

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